ご挨拶

 

足利市医師会のホームページをご訪問いただき、誠にありがとうございます。

 

私どもの医師会は、栃木県南部の両毛医療圏に位置し、足利市および周辺地域の住民の健康保持と増進を目的に日夜努力しております。2019年4月には新医師会館を建設移転し、足利市健康増進課(2024年4月からはこども家庭センター・こども家庭政策課)も会館内に設置され、地域住民の健康増進・医療・介護・福祉の充実に一層の力を注いでおります。

足利市は少子高齢化の進行に伴い、人口は1990年の167,686人をピークに減少を続けており、推計によると2040年には約108,600人、2060年には約77,100人に減少すると予測されています。このような状況下においても、私たちは地域の皆様に信頼される医療を提供し続けるために全力を尽くしております。

足利市医師会には中隔病院としての足利赤十字病院、障害児医療に特化したあしかがの森足利病院をはじめ、私的病院11、診療所82が加入し、会員総数は168名となっております。開設会員94名、勤務会員他74名で構成されており、地域医療の発展に大きく寄与しています。 しかしながら、医師の働き方改革や、大学医局の医師派遣調整の影響を受け、多くの病院は医師の派遣・補充がままならず、診療規模の縮小を余儀なくされています。

医師会では、臨床検査センター、健診センター、休日夜間急患診療所、准看護学校、地域産業保健センター等の事業を運営しています。臨床検査センターは医師会員の共同利用施設として、日常診療や各種検診に不可欠な臨床検査の拠点として活動しています。健診センターでは、足利市のおりひめ検診をはじめ各種集団健診および人間ドックを実施しております。休日夜間急患診療所は足利赤十字病院に隣接し、休日および夜間の一次救急診療を365日毎日会員の努力により休まずを行っています。医師会付属准看護学校は1904年以来、毎年約20〜40名の卒業生を輩出し、地域の看護スタッフの充実に大きく貢献しています。

また、行政との密接な連携の下、各種がん検診、学校心臓・腎臓検診、学校健診、予防接種、介護保険制度の運営等にも積極的に取り組んでおります。1996年に設立された地域産業保健センターでは、市内の多数の小規模事業所に対して産業保健指導や健康相談を実施しています。

このホームページを通じて、市民の皆様が地域医療活動や医療情報をご覧いただき、ご活用いただけることを願っております。医療を取り巻く社会的、経済的環境は厳しくなっておりますが、足利市医師会は常に患者さんのための医療に徹し、地域医療の充実に向けて努力してまいります。皆様からの忌憚のないご意見、ご要望をお聞かせくださいますようお願い申し上げます。

足利市医師会 会長 吉益 均